20130628@CAPARVO HALL


私は今までライブに行ったときに、ステージ上と客席には超えられない線があると感じていた。
このブログでも表現してきたはずだ。
しかしこの日はそんな感覚はどうでもよくて、「ACIDMANと同じ空間にいる」ということがとても奇跡的でなんてすごいことなのだろうと感動していた。
ライブが始まってしばらくは、目の前にいる人たちが同じ空間にいることが信じられなかったのだ。
同じシチュエーションにも関わらず、捉え方で世界は変えられるんですね。


1曲目のSUSYのはじめの大木さんソロが少し短いアレンジになってたような。
全体通していい流れが出来てきていて、ツアーの成長を感じる。

この日は大木さん側で手元も見やすかったので、ああもう、この瞬間がずっと続けばいいのにと思った。
前々回のツアーくらいから導入している、その場で録ってループさせる技術を多様しているのですが、ループにさらにループを重ねていることに気づいたり。
NO.6のギターアレンジたまらん。


本編最後の白光。大木さんがMCで「この世界には裏があって、あなたが悲しくって流した涙も、それによって生まれる世界がある、かもしれない」そういった意図のようなことを話してて。
何度も何度も聴いた曲なのに、本人のその言葉にはっとして。(まさにその通りの歌詞です)


この1ヶ月の間、落ち込んで取り戻して、人に話してみてもうどうにもならないくらい私は大丈夫じゃないと自覚して。人知れず泣いていた。

私の絶望の涙も、世界が生まれているのかな、そう思うと心が楽になった。
私が今度笑う時は、違う世界でも何か変わるのかな、そう思うともう少し楽になれる気がした。


とても意味のあるライブになった。
ありがとう。