夢を思い出した。
ACIDMANの初めての武道館ライブで感じた、あの時の気持ちを思い出した。


この日はgen toから演奏が始まって、1曲目の満足感でいいライブになることはわかった。
舞台上ではなくステージ上のモニターに演奏している映像が使われるのに少し違和感があったけど、綺麗だったな。
映像が少し具現化され過ぎていて、色がたくさん使われていたので酔ってしまった。
ACIDMANの楽曲は、私の中では白いイメージで保存されているのだなぁと思った。色はそんなにたくさんいらないのだ。音で十分彩られているのだ。
「廻る、巡る、その核へ」は映像と音がすべてがその空間に埋め尽くしていて、あれに勝る瞬間を私はまだ知らない。

たぶんこの日のためだけに作られた映像は柿本さんが関わっていると思うのだけれど、点と点を結んだ線で表現するのが好きなんだぁと思いながら見ていた。


「廻る、巡る、その核へ」は、映像が使える武道館では恒例になっているのだけれど終わった瞬間の静寂が忘れられない。
次に何があるかわからないのに会場にいる誰もがその次を予想していたかのような、ただただ立ち尽くしかないほど圧倒的だったのか。
to genが鳴り響き紙吹雪が舞って終わったステージは、まさしく終焉そのものだ。

初めてACIDMANのワンマンを見た友達が「もはやLIVEを見た後の気持ちじゃないね、映画とか舞台とか」というようなことを言っていたが、私もそう毎回思う。


このツアー4回行ったけど、どの公演もぐっときたポイントは違って、どの公演も素晴らしくって、ライブって不思議だなぁ。


思い出した夢に続きができるように、今いろいろ考えている。